Step.1:企業理念の明確化」を終えると、「ビジョナリー経営(理念経営)が完成した、ありがとう」と私たちに手を振る経営者が少なくありません。しかしこの時点では、社内にも社外にも何も伝わっていません。Step1はいわば準備であって、Step2からが本番なのです。

  

多くの企業での経験を持つ「理念経営専門のコンサルタント」がいれば、いち早く、また永続的に社内で共有浸透するための、さまざまなノウハウが得られます。当社では、2-1および2-2の進め方についてのアドバイスに加え、2-3の理念の実現を追求し続けていくための仕組み作りまでをご支援しています。

 

 

[3つのマストⅠ]  トップと上司が社員に語り続ける

社内への共有浸透の基本は、「トップと上司が理念を社員に語り続けること」です。社長は理念を最初に発表しただけ、あるいは年に1,2度口にするくらいにしていませんか。現場は「社長は本気で理念の実現をめざしているのだろうか」と疑っています。日頃からしつこいくらいに、たとえば「何を置いても安全が第一だぞ」と語ってこそ、ようやく「社長は本気なのだ」と伝わるのです。

[3つのマストⅡ]  理念一貫、個人目標化

次に重要なのが、「理念、ビジョン以下を一貫させ、それを個人のミッション・目標に具体化すること」、つまり理念を個人にまで落とし込むことです。理念が一人ひとりの日常業務におけるミッションや目標になっていないと実際現場は動かない=理念は実現されません。下図のように「企業理念⇒ビジョン⇒事業戦略⇒経営計画…⇒実行」へと落とし込んでいく必要があります。めざすは、個人が上を見上げた時に、「自分が頑張ってこの目標を達成すれば、理念の実現に近づけるのだ」と実感できる状態です。

<内容および実施方法>

・貴社の必要性に応じて、「Step.1:企業理念の明確化」後の全体発表から、意識共有までの以下のアドバイスおよび実施サポートをさせていただきます。

[幹部とのコンセンサス作り/初回発表のタイミングと発表方法/その後の「語り続ける」方法とアドバイス/目標設定の段取りと進め方について など]

<期間および費用のイメージ>・12か月で24回程度のコンサルティング、約4080万円(税別)

 

[3つのマストⅢ]  継続のための3つの仕組み作り=IDeA(イデア)」

一旦は社内で共有浸透できたとしても、理念の実現を追求し続けていくためには仕組みが必要です。なぜなら“人間は「基本的に続けることが苦手」で「楽しいことしか続けられない」上に「飽きてしまう」動物”だからです。仕事における取り組みを、飽きることなく楽しみながら続けられる、そしてもっと上をめざして高められる仕組み作りをご支援します。

理解する(Identify)仕組み …理念研修「初期研修」「継続研修」

 

…お仕着せの研修ではなく、貴社の状況に合わせてカスタマイズし、一人ひとりが主体的に考えることで「理念を共有し、明日から仕事で使いたくなる」研修です。ご希望があればいずれは貴社の研修スタッフで実施できるような指導も行います。

 

<内容および実施方法>

1グループ5,6人でのグループワークを基本としています。対象者、1回何グループで実施するか、何回に分けるかなどは個別に打合せ致します。

「初期研修」「継続研修」共に1日コースを基本とし、半日コース1.5日(1泊)コースがあります。じっくり行う2日以上のプログラムもあります。

※内容および実施方法は、個別のご事情、ご予算に合わせて対応致します。

※プログラムの見本

初期 1日コース
●理念研修(初期導入:1日)プログラム見本.pdf
PDFファイル 272.5 KB
初期 半日コース
●理念研修(初期導入:半日)プログラム見本.pdf
PDFファイル 260.4 KB
継続 1日コース
●理念研修(継続:1日)プログラム見本.pdf
PDFファイル 303.1 KB
継続 半日コース
●理念研修(継続:半日)プログラム見本.pdf
PDFファイル 293.4 KB

<期間>

・内容および対象人数、対象地域次第、個別にご相談

 

<費用> 以下税別

・当社プログラムを基本とする場合(各社ごとにカスタマイズ)は、1日コース:1.5万円/人、半日コース:1万円/人、1.5日コース:2万円/人 +テキスト代2,000前後/人 が目安です。

・プログラムを貴社オリジナルとして独自開発する場合は、別途プログラム開発費用(初回のみ)をいただきます。

※上記金額には、出張交通費、宿泊食事代、会場および備品代は含みません。

※企業向け研修では比較的平均的な価格かと存じます。

 

研修風景


研修後アンケート



<参加者の声>

「理念があるので今後は迷うことが少なくなると思えました」(生産担当の社員Gさん)

「今後は現場で起こる様々な事案に対して、理念や行動規準に照らして判断することに挑戦していきたい」(課長Iさん)

「自分の仕事に自信を持って商品を作りたいです」(包装担当のパートFさん)

◆当社では、「管理職向けのリーダー研修」「人事評価のための評価者研修」なども行っております。

実践する(Do)仕組み …「日常トライ&エラー」「事例ノウハウ共有」

 

 …研修で理解できた後は、いざ実践してみることです。研修実施から時間が空けば空くほど、実行は困難になります。小さくともすぐに全員が始められる方法、それをさらに発展させて実践し、理念実現の楽しさを実感&共有できる仕組みをご提案します。

 

<内容および実施方法>

・貴社の必要性に応じて、現場で理念行動を推進するための仕組み作りについて、以下のアドバイスおよび実施サポートをさせていただきます。

[実施方法/プログラム/ツール/マネジメント方法/事例の集め方/事例の共有方法 など]

<期間および費用のイメージ>・12か月で24回程度のコンサルティング、約4080万円(税別)

③ 褒める(Admire)仕組み …「表彰制度」「人事評価」「褒める文化」

 

…理解し、実践したら、次はそのことを褒めてあげることです。褒められて嬉しいのは、子どもも大人も同じです。自然に「もっとやろう」と思えてきます。

 

1.まずは日常的に同僚や上司から声をかけて「褒める文化」を育てる

具体的なご褒美はいりませんし、大げさに褒める必要もありません。「その行動、いいね」「お客様も喜んでいたね」「私も真似してみよう」。特に社長や上司が褒め始めると、下の人も真似をするものです。常に「褒めること」を全員が意識していれば「褒める文化」は自然と生まれます。

 

2.次に「表彰制度」などを用意して社内全体で褒める

 全社での表彰のほかに、部単位や課単位の制度があってもいいでしょう。ポイントは「小さなことでもいいのでより多くの人を褒めること」と、「理念の実現により貢献した人をより大きく褒めること」です。

 

3.最後に「人事評価」にも反映し、会社として正式に褒める

 人事評価制度の改定には、現状分析や改定案の作成、試行期間まで含めると、本格実施までには最低でも1年以上が必要です。しかし人事評価制度を通して褒めることは、昇級昇格などを伴い、会社として正式に褒めることになります。褒められた社員のモチベーションは大いにアップし、より早く理念の実現に近づくことができるのです。

 

<内容および実施方法>

・「表彰制度」「人事評価」「褒める文化」は、各社で現状が異なるため、個別に導入方法をご提案し、お見積り致します。

<期間および費用のイメージ>

・目安としては、月2回の定例コンサルティングを行った場合、3か月で約120万円、半年間で約240万円(税別) となります。

※経営コンサルティングでは比較的平均的な価格かと存じます。月額固定の顧問形態の契約も可能です。

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